2006-02-09 00:00:04

富川SKの済州へ移転に関し、Footballasia.comが批判的な記事を掲載 [ 東アジア ]

【韓国】

Franchise FC Korea(02/06) John Duerden/FootballAsia.com

・FCコリアのフランチャイズ

 


2006年2月2日。

この日は富川SKファンにとって、悪夢の日として記憶されるだろう。

Kリーグの強豪・富川SKのオーナーである巨大複合企業であるSK
グループが、突然富川SKの韓国南部の済州島(チェジュ)への移転
および済州ユナイテッドとなることを発表した日だからだ。


今回の件については、移転の2、3日前にリーグから来シーズンの日程が
発表され、新加入の慶南FCとの対戦がきまったばかりの出来事だった。

クラブスタッフ曰く、クラブのファンは「ショックで何も話せない」状態
だという。まるで、安養LGチータスが2004年に首都ソウルに移転し、
FCソウルとして変わった時にようにだ。

今回の移転に関してはすでに反論の余地がない状態で、SK側はファンに
対し、既にチームは無いと語ったにすぎない。



事実、ファンたちにとって既にクラブは”存在していない”状態だった。
クラブは企業のものだった。巨大な韓国の財閥、たとえば三星、SK、現代、
POSCO、LGといったグループはリーグに莫大な投資を行ってきた。

しかしながら、ここでの疑問というのはすなわち、最終的に韓国のサッカー、
そしてサッカーリーグの存在というのは、まさに誰のためのものなのか、
ということである。


 企業なのか、それともファンの為のものなのだろうか?



安養と富川の街に立てば、きっと明らかな答えが出るかもしれないが、
お互いに近くに位置しているこれら2つの都市のファンは、日本海を
隔てたJリーグに対して羨望の眼で見ることを許される存在だ。

Jリーグは韓国のリーグよりも10年後に設立されたが、韓国よりも
ずっと組織も構造も成熟されている。日本のクラブは一夜にして消滅は
しないし、国土の端に移転することはないだろう。




最近の富川SKの不調は、会社側に2003年に起きたスキャンダル
ならびに資金難が報じられた時期と重なっている。その年優勝チームの
城南一和と富川SKの勝ち点差は70というものだった。

当然サッカーに対する会社の投資のプライオリティーは下がったが、
それでファンと親会社との関係が変わったわけでもなく、良好と
なっていたわけでもなかった(※訳に自信なし)



富川SKは、ピッチ上での成功がファンをスタジアムに足を運ばせる
最上の方法であり、2005年度の平均観客動員数は右肩上がりと
なった。その年の2NDステージ、観客動員数は約5000人。
それまでは1400人だった。

2002年前には1万7千人だったことを考えると、それは大きな数
ではないかもしれないが、少なくとも発展がみられたのである。



これらの数字を見て、02年W杯での赤いシャツを着た多くの韓国人
サポーターのことを思い出すと驚きかもしれない。

だが、Kリーグチームの多くがまばらの観客の前でプレイしているのだ。

あれは2002年度のファッションだったと言ってもよい。



Kリーグの最重要項目として、人々に国内リーグへの興味を持って
もらうというその必要性から言えば、SK側の行動はこれに応じて
いるとは言えない。

今回の決定は、韓国企業のリーグへの影響力の厳しさを思い知らせた
のであり、そんな彼らの目的や目標は、国内リーグへの関心をしばしば
削いでしまうものなのである。



93年のJリーグの誕生は、企業から脱却と地域へと目を向かわせる
動きの始まりの合図であり、浦和レッズ、アルビレックス新潟と言った
チームはそうした動きで成功を収めている。そして、その動きは、
チームから企業名を外すことにも繋がっている。


SK側が、済州ユナイテッドに彼らの名前SKを入れなかったことは
皮肉的である。会長が「チームがファンにより身近に感じるように」
と説明はしたが、彼はそのチームが450km離れた所に行くことに
関しては語りはしなかったと私は思う。




クラブと地域との強い結びつきは、リーグの将来にとって強固な地盤と
なる唯一の方法というだけでなく、そう簡単に壊れたりしない関係でも
ある。


恐らく大田シチズン、大邱FCのような市民球団の様な形が将来的に
考えられる。これらのチームは企業からの資金面のバックアップを得られ
ないものの、観戦する理由の1つとしてスタジアムに訪れる人々を生む
ことになるかもしれない。


このような形態は、富川SKでも選択し得たのではないだろうか。

SK側は、選択の余地はないと語ったが、1年後に資金援助を
停止する、と言う様な発表も出来得たはずだ。


今回のような発表は、チーム終焉のお触れ役に過ぎない。


だが、同じ発表でも、少なくともファンや地元の政府・企業に、
自分達の都市にプロチームが存続するようなチャンスを
与えることも出来たかもしれない。



電撃発表以来、クラブを取り巻く富川市民達はブツブツ不平を
言っている。そんな彼らは都市の一部であり、そこで働く人たちだ。

それがSK側への解答なのであり、韓国の人々にとって
の触発となるものなのであろう。(※訳に自信なし)


 富川SKは死んだ。富川FCこそ永遠なれ!


-----
と、僕がこれまで読んできたFootballasiaの記事の中でもかなり
刺激的な文章で記事を〆ています。

ついでにこれもOwners rationalise Bucheon move(02/06)

投降:おが


・Kリーグの富川SKが、済州島の西帰浦W杯スタジアムをホームとする
 チームとして移転し、済州ユナイテッドとして生まれ変わるとの報道(02/03)

 西帰浦W杯スタジアムは現在Kリーグチームが使用していない唯一の
 スタジアムで、クラブ関係者は済州島の住民はプロチームの参加を
 熱望していると述べている。

 富川SKは83年当時のプロリーグ創立時には油公エレファンツと
 して参加しており、仁川とソウルの間に位置する富川をホームと
 していた。

 

 富川は2004年度の観客動員数はリーグ最低ではあったが、
 FAカップ04で決勝に進出している。

 なお、この移転で富川のファンが3月15日のリーグのホーム開幕戦
 を観るには、往復900kmかける必要がある。

 Bucheon club relocates in Jeju(02/03)


※参考:koreanfootballnewsさん innolife.net(02/02)

Posted by afclovers at 2006-02-09 00:00:04 | コメント(11)


<< パキスタン代表ゼシュ・レーマンはアジアカップ予選に参加せず,豪州代表が5月25日にギリシャ代表と対戦 >>

■ NO TITLE
日本でも一時期ホーム移転やチーム消滅などありました。
韓国のサッカー界はもしかしたら今過渡期なのかも知れないと思います。
しるこ (2006-02-09 09:42:55)

■ Re
>しるこさん

なるほど。

んで、Footballasiaがココまで怒った記事を書くのは、ここ4、5年でもかなり珍しいと思いますんで、チョコチョコ意訳気味に訳して行きます。せっかくなんで。


第1部:5段目まで

2006年2月2日。

この日は富川SKファンにとって、悪夢の日として記憶されるだろう。

Kリーグの強豪・富川SKのオーナーである巨大複合企業であるSK
グループが突然韓国南部の済州島(チェジュ)への移転および済州
ユナイテッドとなることを発表した日だからだ。


今回の件については、移転の2、3日前にリーグから来シーズンの日程が
発表され、新加入の慶南FCとの対戦がきまったばかりの出来事だった。

クラブスタッフ曰く、クラブのファンは「ショックで何も話せない」状態だという。
まるで、安養LGチータスが2004年に首都ソウルに移転し、FCソウルとして
変わった時にようにだ。今回の移転に関してはすでに反論の余地がない状態で、
SK側はファンに対し、既にチームは無いと語ったにすぎない。


事実、ファンたちにとって既にクラブは”存在していない”状態だった。
クラブは企業のものだった。巨大な韓国の財閥、たとえば三星、SK、現代、
POSCO、LGといったグループはリーグに莫大な投資を行ってきた。

しかしながら、ここでの疑問というのはすなわち、最終的に韓国のサッカー、
そしてサッカーリーグの存在というのは、まさに誰のためのものなのか、
ということである。


 企業なのか、それともファンの為のものなのだろうか?


安養と富川の街に立てば、きっと明らかな答えが出るかもしれないが、
お互いに近くに位置しているこれら2つの都市のファンは、日本海を
隔てたJリーグに対して羨望の眼で見ることを許される存在だ。

Jリーグは韓国のリーグよりも10年後に設立されたが、韓国よりも
ずっと組織も構造も成熟されている。日本のクラブは一夜にして消滅は
しないし、国土の端に移転することはないだろう。
おが (2006-02-09 15:02:12)

■ NO TITLE
たった5段で突っ込みどころ満載ですね。
私は途中でブチきれると思うので翻訳はできませんが(笑),楽しみにしています。
にお (2006-02-09 17:15:14)

■ NO TITLE
ここまでですでに「ふざけんなよ、おらおら」になってます。

名言は避けますが、韓国のサッカー、サッカーリーグの存在は、ファンのためのものでないことだけは明白です。
しるこ (2006-02-09 17:41:11)

■ NO TITLE
感想書いたら長くなったんでやめます(笑)。
ほんとに企業が全部悪くて市民が全部正しいなら、もう少し幸せな結末になったと思いますけどね。
にお (2006-02-10 00:29:38)

■ Re
>にお&しるこ両姐

僕は訳しながら「1400人という時点で、チーム側もなんかすべきだったんじゃないのかなぁ」とか思いました。

まあ、この記事だけ読んでの感想なので、見当外れなこと言っているかもしれませんが(しかもどっかで誤訳はしていると思う)。

文中にあった大田とかテグとかの実情も気になります。はい。
おが (2006-02-10 00:58:57)

■ NO TITLE
1400人のときは、SKが一番何も出来ないときでした。
サッカーチームなんか持ちたくないと堂々と公言する社長が出向で来てた時期で、社長的には渡りに船でした。(本社からの金銭的なサポートも断ってたと記憶してます)
1400人の時こそ、今騒いでるサポーターを名乗る人たちが動いてサッカーチームのオーナーであること、富川にいることのメリットを教えるべきだったと思うんです。
あの時に指くわえて見てたくせに今頃何言ってんだという気分です、はい。

客が入らない一番の原因は確かにSKにありましたが、その時にいっしょになってスタジアムから離れていた自称サポーターがこの移転をどうこう言える筋合いにないと私は思います。

ちなみに大田は貧乏なりに地域密着してますが、テグは富川と同じです。
にお (2006-02-10 01:21:11)

■ NO TITLE
 中国でも解散移転騒動聞くし、最近
では音沙汰ないですが、日本でも、
こういう事はなかった、とは決して言えなかった状況がありました。

 こういう情報を対岸の火事とせず
より多くの人が情報を共有する事に
より、自分たちのリーグ、チームだと
思えるリーグ、リーグを支えていける
きっかけになればよいと思います。

 韓国の場合は、バスケも野球も、サッカーもほぼ同じ企業群がチームを
持つ。この形態がそもそも無理なんじゃないか、と思います。
トップの好み一つでサッカーチームを
動かせる、潰せる(今回の件は、野球が移転してないのがミソ)。

 勝ち馬に乗り企業イメージを高めたい企業と、決して業界的に勝ち組に
なり得ないチームの乖離があったと
思いますし、勝たないチームに、いか
に付加価値をつけていくか、この
へんの課題をつきつけられた感想を
もちました。

 インドネシアやベトナムは、こういう問題抱えてるんでしょうか。
リトルマラドーナ (2006-02-10 09:07:56)

■ NO TITLE
新聞やインターネットで何度となく見た「僕たちも一生懸命やりますから、試合見に来てください。」
「スタジアムをいっぱいにしてほしい」
「マーケティングをもう少しなんとかしないとね。」
という選手の言葉が悲痛な叫びに聞こえました。
選手は一生懸命やってたし、勝てなくてもお金を払ってスタジアムに行って見る価値のある試合をしていました。誰も選手を見てなかった、選手のことを考えてなかった、と思うと悲しいです。
しるこ (2006-02-10 09:31:44)

■ NO TITLE
もうひとつ。

SKからの資金が少なくなり、チームの売却問題が起こったとき、SKは富川市の援助による市民クラブ化を考え提案しました。
富川市は資金がないから無理と回答しました。規模が小さい市なのでもちろん無理なのはわかってますけどね。
しるこ (2006-02-10 09:41:58)

■ Re
ベトナムはチームの名前がかなり変わるほうなのですが、僕が知る限りでは、チームの移転はあんまり聞いた事がないです。

インドネシアは、資金難のチームの話は結構聞きますし、ちょっと前は移転もよくありました。

まあどちらの国も、それ以前の問題(八百長だの暴力沙汰だの)があるので、あまり大きな扱いはされないのかもしれませんが、どちらもサカヲタが多いので、富川と同じ悲しみを持つサポもいるんじゃないかと思います(インドネシアには実際居ました。ジャカルタのチームが移転しても、そのままジャカルタで応援し続けてましたが)。
おが (2006-02-10 20:44:38)

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